血圧血糖の高い方は要注意!
糖尿病の方の多くは肥満のケースが多く、健康な人より血流量が必要になります。その関係で心臓から強い圧力で押し出さないと血流が起こせないため高血圧となってしまいます。
また肥満は交換神経を刺激して、高血圧を引き起こすホルモン(ノルアドレナリン、アドレナリン)を分泌させるので、高血圧を引き起こす原因です。
糖尿病が高血圧を引き起こすその他の原因として、高脂血症や高血糖も関係しています。高脂血症は血流が悪いので心臓で強い圧力が必要となりますし、高血糖は血液の糖濃度を下げようと水分を多く摂るので、血流が増し高血圧になってしまいます。
高血圧と血糖値
高血圧は、生活習慣病のひとつとされており、高血圧状態が長く続くと、本来弾力性のある血管の壁は、厚く狭く、そして硬くなります。
高血圧と高血糖値はまったく別の病状のものだと考えられていた時期もありましたが、近年、この二つの成り立ちには密接な関係があると考えられています。。
どちらも合併した状態をメタボリックシンドロームといいます。
また高血圧、高血糖の人には、糖尿病の可能性が高いです。
糖尿病は、インスリンの不足などにより、ブドウ糖が細胞へとスムーズに運ばれなくなる病気なのですが、ブドウ糖を利用する細胞がインスリンに十分に反応しないことを「インスリン抵抗性症候群」と呼び、これは血圧が高くなる要因です。。
血圧と血糖の密接な関係
血糖値と血圧はセットで語られることが多いです。
血糖値が高い場合は、血圧も同じように高いことが多いのです。では、血糖値と血圧との間にはどういった関係があるのでしょうか?
まず、血圧とはどういうものなのかを理解しておく必要があります。血圧とは、心臓が血液を全身に送り出すときに血管にかかる圧力のことです。
心臓はポンプのように収縮することによって血液を全身に送り出しており、心臓が収縮したときに血管に圧力がかかり、全身にいきわたった血液が戻ってくるときに血圧は最も低くなります。
血液がどろどろの状態だと血流がスムーズに行かなくなり、全身に血液を送り込むために高い圧力が必要になり、血圧が必然的に上がってしまいます。
血圧が高くなると、血管が傷つきやすくなる、血栓ができるなどの弊害が現れます。そして、血液がどろどろになってしまう原因が高血糖です。
高血糖とは血液中のブドウ糖の濃度が高くなっている状態です。普通の水道水と砂糖をいっぱいに混ぜた水とを想像してみるとよく理解できるでしょう。
このように、高血糖と血圧とは深く関係していうるのです。